水曜日

daiaramaki2005-01-26

新宿まで歩く気は満々だったが、小雨のような雪に挫かれた格好でやむなく東京メトロへの階段を降りていった。今朝は三越前小諸そばで定番の冷やしたぬきを。少々天カスが固かったが、ネギは切り立てで甘みもあり旨い。グイッと粘るそばを噛み切る瞬間の、あの幸せといったら、もう。

カキフライ定食@吉・日本橋
裏路地の、前から気になっていたお店へ。ランチすべて1000円だし、外観からはすし屋か割烹みたいなのを想像していたが、ちょっと高い居酒屋という感じ。料理人もカウンターに2名ほどいた。カキフライはかなりいい牡蠣を使っているようで、身も大きいし鮮度も抜群。半分噛み千切ると中からトロリとミネラル成分が滲み出てくる。これを口中に残したまま秋田こまちの白米をパクリ。その余韻も覚めやらぬ内に豚汁をズズッといけば、三段構えの戦法が完成。日本海海戦にも大勝利間違いナシだ。

野菜のフリット、豚レバーのブルスケッタジェノヴァ風サラダ、胡桃とパンチェッタの手打ちパスタ、めじなのジェノヴァ風煮込み、沖縄産アグー豚の網焼き、黒トリュフたっぷりのリゾット、ワイン5本(スパークリング、サルディーニャの白、カンノナウ、プリミティーボ、ロッソ・ディ・モンタルチーノ)、自家製リモンチェッロ@フェア・ドマ(Fea Doma)・三越前
ジェノヴァ料理店にて。6名で前菜、サラダ、パスタ、魚、肉、リゾットと一通り注文して取り分けた。アグー豚は驚愕のボリューム。滴る肉汁と甘みのある脂にうっとり。魚は淡白な白身だが鱗の脂が効いており、またジェノヴァペーストも染み込んでいて旨い。パスタは平打ちのショートでお餅のようなコシがある。濃厚なソースがたっぷり絡んで幸せの一皿。黒トリュフがたっぷり摩り下ろされたリゾットは、一生忘れられないほどの、なまめかしい香りを放っていた。食後には広島・因島産レモンから作った自家製リモンチェッロを。楽しい一夜を爽やかに締めくくってくれた。